structure 構造

独自の基準で、住空間の安心を支える構造・躯体

高い耐震性が確保された基礎構造

硬い地盤が、地表面近くに分布しているため構造物の荷重を直接良好な地盤に伝達する「直接基礎」が採用されています。地下深くに杭を打ち込む必要がなく地盤で直接建物を支える安定した基礎構造です。

地震時の被害を軽減する耐震スリット

鉄筋コンクリート造のラーメン構造においては、柱・梁・床の構造体と腰壁・袖壁・垂れ壁などの間に耐震スリット(緩衝材)が配置されています。建物のバランスを保つとともに、地震時には柱や梁に余分な力がかかることがないので、構造体が大きな被害を受けるのを防ぐことができます。

屋上防水などによる雨水の侵入防止

屋上は防水と断熱の性能を併せ持った、露出断熱アスファルト防水となっています。屋上以外にも防水が必要な部位には、塗膜防水など、適材適所で防水工法が採用されています。

耐久性に配慮された外壁目地・外部金物

建物の耐久性を保つために、バルコニーや手摺などの外部金物はサビなどの劣化をを軽減する材料が採用されています。外部タイルはひび割れを制御するために伸縮目地が施されています。

省エネルギーに配慮された断熱仕様

太陽熱を受けやすい屋根、外気と接する外壁、外気が伝わる最下層住戸の床下には硬質ウレタンフォームやポリスチレンフォームなどの断熱材が施されています。外の熱気や冷気から快適な室内環境を守ります。

耐久性の高いコンクリート構造

床や柱などの躯体(鉄筋コンクリート部)には、30N(ニュートン)/mm²以上の強度の高いコンクリートが採用されています。その数値はおおむね1m²のコンクリートに対して3,000トンの圧縮に耐えうる強さです。強度が高く、緻密で中性化しにくい、耐久性の高いコンクリート構造となっています。

※30N(ニュートン)/mm²とは、日本建築学会の鉄筋コンクリート工事標準仕様書(通称JASS5)に記載されている大規模補修不要予定期間が100年(理論値)とされているコンクリート強度です。
※表記の数値は、コンクリートの耐久性のみを示した理論値で、マンションのメンテンナンスが100年不要ということではありません。
※土間・外構等工事を除く

サッシの遮音性能・ガラスの断熱性能

遮音性能にすぐれたT-1、T-2等級のサッシが採用され、音に配慮されています。また、ガラスは断熱性能にすぐれ、結露対策にも有効な複層ガラスが採用されています。

※外部の発生音により室内の音環境への影響は異なります。
※サッシ等級値は、JISで定める音に関する評価基準であり、実際に取り付けられた住戸では、その等級値と異なる場合があります。
※実際の住戸では通気口その他の開口部があるため、遮音性は取り付けられたサッシの遮音性能より低下するのが通例とされています。

上下階の住戸への防音対策

床材の床軽量衝撃音低減性能は⊿LL(I)-4です。また天井においても二重天井とし、配管を直接スラブに埋め込んでいないため、メンテナンス性の向上とともに、将来のリフォームにも対応しています。

※⊿L等級は床材の衝撃音レベル低減量の試験結果によって表示する等級です。
※実際の建築の床衝撃音レベル低減量は躯体性能や壁際・開口部の納まりによって変化しますので、⊿L等級と一致しない場合があります。また、数値は実際の住戸内における遮音性能を保証するものではありません。

地震の揺れに強い溶接閉鎖型フープ

柱の鉄筋には、つなぎ目を強固に溶接する溶接閉鎖型フープが採用されています。一般的なフック付フープに比べて粘り強く、耐震性の高い構造になっています。地震の揺れにも強い強固な建物が実現されています。

※一部除く

サビ・ひび割れを防ぐコンクリートかぶり厚

中性化と鉄筋のサビによるコンクリートの腐食・ひび割れを防ぐためには、鉄筋を含むコンクリートの厚み(かぶり厚)が適度に確保されていなければなりません。本建物では、JASS5で規定されている最小かぶり厚+10mmを設計かぶり厚さとし、屋外の土に接していない部分の柱・梁・耐久壁・屋根スラブで、耐久性上有効な仕上げを施す場合の設計かぶり厚さで40mm、床スラブ・非耐力壁の設計かぶり厚さで30mmとなっています。

居室の遮音対策

居室と他の居室間の壁※1を12.5mmの石膏ボードとなっています。また、居室と水廻り間の壁※2は石膏ボード片面2枚貼りとした遮音対策が施されています。

コンクリートの劣化を防ぐ水セメント比

コンクリート強度と耐久性を左右する水セメント比(セメントに対する水の比率)を50%以下に抑え、耐久性の高いコンクリートが実現されています。水の比率が高いと、コンクリートの中性化が早まり、鉄筋の腐食やコンクリートのひび割れが生じやすくなります。

※土間・外構等工事を除く

隣戸に対する遮音性能

隣戸からの生活騒音には、隣戸との間の壁である戸境壁の厚さを厚くすることが効果的です。本建物では、鉄筋コンクリートで約200mmの厚さが確保され、遮音性とプライバシーに配慮されています。

パイプスペースの遮音対策

住戸内排水竪管の通るパイプスペースで、居室に隣接する部分には、排水竪管にグラスウールと遮音シートを巻き付けたうえ、石膏ボードを2枚貼りとした遮音対策が施されています。

高い強度のダブル配筋

建物の鉄筋を格子状や箱状に組み上げる行程で、床や耐震壁の鉄筋を必要に応じて二重にするダブル配筋が採用されています。これにより、コンクリートのひび割れが起きにくく、シングル配筋に比べて高い強度の耐久性が実現されています。
※上記の内容は分譲当時のパンフレットに記載されている内容を基に掲載しております。